お盆っていつ何をすればいいの?お彼岸とおなじかな?
2015/8/9
それ知らなかった

本当にものを知らないです。特に日本の風習やしきたりなんて、なんにも知らない。
お盆やお彼岸なんて、子供のころは親といっしょに親の実家に帰って、お墓参りするくらいだった。
大人になったら、親戚づきあいからは足が遠のいて、お墓参りもしばらく行ってない、罰当たりです。
お彼岸との区別もつかないけど、お彼岸は、春分の日と秋分の日にお墓参りをすればいいんですよね。知ってます。
お盆は、帰ってくるんですよね、ご先祖様が。で、これもお墓参りします。知ってます。
こんな感じでいいと思うのですが、お盆って7月15日のところと、8月15日のところがある。15日じゃなくて14日もある。会社のお盆休みは8月。
で、お盆がややこしいのは、お墓参りだけでなく「帰ってくる」というイベントがあること。
帰ってくるんですってよ。ご先祖様が。もちろん「あの世」からです。
ですから、お迎えしてお送りしなきゃなんないんです。

ですから、ええと、順番に、うちの場合は、13日の夕方にお墓参りして、お供えして、迎え火を焚く(たく)みたいです。
馬と牛の人形を供えるのは、ご先祖様を迎えるときは、「馬に乗ってはやく帰ってきてほしい」という願いを込めて、迎え火は家の前で、皿の上でおがらを燃やして、その灯りを目印にして、またはそのけむりに乗って、帰ってくるように。
お盆って、だいたいこれで行事としては、終わりと思ってたというか、お墓参りして親戚一同で食事して終わりだった。
だからお彼岸と区別がつかなかったのかもしれないけど、いまでも14、15日は何をするのかわからない。
16日は、これも夕方、送り火をして、今度は「牛に乗ってゆっくり帰ってほしい」ということです。
「ちゃんと見送ってますよ」、「見守っていてください」、「来年もまた来てくださいね……、ンガ、クック」。
違った。「じゃんけん、ぽんっ。うふふふふ」だった。そういうことじゃなくて。
精霊流しとか、大文字焼きとかも送り火です。
迎え火も送り火も、今は実際に火を焚くと危ないから、提灯を使うのが多いかも。あとキャンドルとか。
セレモニー用のグラスキャンドルとか、アロマキャンドルとか背の低い(倒れない)ものや、小さいLED提灯とかを、精霊馬(しょうりょううま、きゅうりとナスのやつ)と一緒に、テーブルやカウンターに供えてみるのも、いいかもね。
こういう慣習って、当たり前だけど「生きている人の心」のための儀式ですから、意味や由来を知り、あなたまで連綿と続いてきた、命の営みに思いを馳せ、あらためて人生の尊さを思い知りましょう。